今回は、エド・シーランが設立したブランドから発売されているルーパー「LOOPER+」をご紹介します。この画期的な機材は、演奏したフレーズを録音して繰り返し再生するエフェクターで、特に一人で演奏を行う方におすすめです。私も実際に使ってみて、非常に面白いと感じたので、その使い方やおすすめの機能について詳しく解説します。
LOOPER+ の基本機能と使い方
LOOPER+は、多彩な機能を搭載しており、演奏の幅を大きく広げてくれる機材です。開封すると本体はずっしりと重みがあり、日本語対応のクイックスタートガイドが付属しています。別途電源アダプターが必要で、長時間の使用には9V-0.5Aのアダプターを購入するのがおすすめです。
私が使用しているのはこのような別売りのアダプターです。
接続端子
LOOPER+は、マイクやギター、シンセなどモノラル3系統の入力に対応しており、出力はモノラル・ステレオどちらでも可能です。また、外部フットペダルやUSBを使ってPCと接続することもでき、柔軟な使い方が可能です。
ループモードの紹介
LOOPER+には4つのループモードがあり、用途に合わせて選択できます。詳しい解説は動画でしていますのでぜひ冒頭の動画をご覧ください。
- シングルモード:シンプルなワンループに対してオーバーダブ(多重録音)を重ねていくモード。
- マルチモード:AとBの2トラックを用意し、デュアルフットスイッチを使うことでスムーズに切り替えられます。
- シンクモード:2トラックの長さが異なっても、倍数であればループが可能なモードです。私はこのモードが一番使いやすいと感じました。
- ソングモード:Aメロ、Bメロといった展開のある曲を演奏する際に便利なモードで、全く異なるリズムやフレーズを作れます。
カスタマイズと外部フットスイッチ
LOOPER+はカスタマイズ性にも優れており、メニューの「ロジック」設定で録音後の動作を変更できます。フットスイッチには各種機能を割り当てられ、A/Bトラックの切り替えやソロ、リバース、スピード変更なども自由にアサイン可能です。私はBOSSのデュアルフットスイッチを使っており、切り替えのレスポンスが向上しました。
実際に使ってみた感想とまとめ
LOOPER+は非常に直感的で、演奏が楽しくなるルーパーです。特にシンクモードとマルチモードの切り替えが便利で、バリエーション豊富な演奏が可能になります。また、電池駆動にも対応しているため、屋外や長時間のセッションでも安心です。
ただし、ダブルタップによる操作が少し難しく感じたので、外部フットスイッチの使用を推奨します。操作のしやすさに加え、しっかりした作りでボタンの耐久性もあり、非常に頼もしい機材です。