現代理系解説07:キミと炎色反応


この曲も歌詞を書くのに苦労したのを覚えています。ただの花火ソングだと世の中にありふれているので、
DENSHI JISIONらしさ、理系らしさを出すために、炎色反応というワードと花火、そして夏の恋を結びつけたのがこの曲です。

まず前提として、花火に色がついているのは炎色反応という現象を利用しているのは、聞いたことがある人が多いと思います。この曲は理系男子的解釈の花火大会の体験談というイメージです。

歌詞に色々と難しい専門用語が入っていますが、気になったワードを調べてみると面白いと思います。秒速340メートルは音の速さのことを言っていて、光の速さは秒速約30万km。花火の音が耳に届く頃にはとっくに化学反応は終わってしまっている、という切なさを表現しています。

「キミが励起して 僕に光をくれる」というのはちょっと専門的になってしまうのですが、なるべく分かりやすく説明してみます。
花火の原料となっている金属に火をつけます。そうすると、火によって熱エネルギーが与えられて、金属(正確には電子)は励起状態という高エネルギーの状態になります。ただし、この状態は非常に不安定なので、金属はもとの状態に戻ろうとします。みなさんも高い場所に立つと不安定になりますよね?それで元の状態に戻るにはどうすれば良いでしょうか?与えられたエネルギーを捨てれば良いのです。その捨てるエネルギーを光エネルギーとして放出しているわけです。その光を僕たちは見ているわけですね。

なんとなく炎色反応の原理をつかめましたでしょうか?分からければ是非、ライブ会場にて質問してください。

最後の「キミはキミでいい」という歌詞は今回アルバムを通して伝えたいことのひとつでもあります。
この終盤のパートがとても気に入っていて、僕自身この曲を聴いていてグッとくる部分ですね。

この曲のアレンジには白衣イロハさんに参加いただきました。
素晴らしいアレンジをしていただき、曲のポテンシャルを最大限引き出していただきました。本当にありがとうございました。

僕は季節の中で夏が1番好きなのですが、思いっきり冬に夏の曲をリリースしてしまいました。笑
2016年の夏にこの曲を聴くのが楽しみです。みなさんも来年の夏に思い出してぜひ聴いてください。
理系男子的な花火の見方が分かるはずです。


この動画の2:27秒〜「キミと炎色反応」を視聴することができます。

次回は8曲目「つくばサイエンスシティ」を解説します。いよいよラストです。明日、更新予定です。よろしくお願いします。

気になった方は是非以下の特設サイトよりチェックください。

http://denshi-jision.info/gendai-rikei.html

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